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たけのこは漢字にすると筍と書きます、まさに字の通り竹の旬を味わうものなんですね。
「破竹の勢い」という言葉がある通り、たけのこの成長はとても早く、暖かい日に雨なんかが降ると30㎝のたけのこが翌日は1mぐらいになっていることもあります。
ですからひとつの産地でたけのこが採れるのはせいぜい1ヶ月半くらい。
桜が南から北へと咲く時期が移り変わるように、たけのこが旬を迎える場所も移り変わります。
一般的に出回っている品種は孟宗竹(もうそうだけ)という品種ですが、孟宗竹のたけのこは3月上旬、鹿児島県、熊本県、福岡県からはじまり3月中旬くらいから静岡県、3月下旬になると千葉県に。
4月中旬からは茨城県、4月下旬には京都。
5月上旬は石川県、中旬は山形県といったかたちで旬が移ります。
日本全国に竹があり、どこでもたけのこは採れますがいいたけのこが採れる産地は限られています。
お薦めの産地は、福岡、京都、静岡、千葉、石川。
京都はブランドになってしまって値段が高いので、一押しは石川県金沢。
出回る時期が遅いので、品質が高いわりに安いんです。
たけのこは鮮度が命です。
極端ですが「朝掘ったら、その日の夜までに食べろ」とも言われています。
確かに、日がたつごとにアクが強くなり、かたくなり風味も落ちます。
まずは鮮度を優先して買いましょう。
■ 穂先が黄色っぽいものを選びましょう。
濃いグリーンや黒いものはだめ。採り遅れているからかたいです。
■ ずんぐりとした、太くて短いものが美味しい。
スマートで背が高いものは育ちすぎ。もうかたくなっています。
■ 鮮度が最重要ですから、遠くの有名産地ののものより、
自分の住んでいる地元や近県で採れたものの方が美味しい場合もあります。