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ヨーロッパ、地中海沿岸、エジプトなど広い地域の高冷地で自生していたといわれるセロリ。古代エジプトでは、ミイラの装飾用に、ギリシャやローマでは薬として使われていたと言われています。
日本に初めて入ってきたのは16世紀末、朝鮮出兵の時、加藤清正が持ち帰り、「清正人参」と言われました。
その後も江戸時代にオランダから入り、「オランダ三つ葉」と呼ばれることも。しかし独特の香りが嫌われて、当時は一般に普及することはありませんでした。
サラダを普通に食べるようになった昭和40年代に入って、レタスとともに一般家庭でも食べるようになりました。
今、日本で一般的に作られているのは、アメリカで改良された品種「コーネル619」です。
コーネルセロリは肉厚でスジが少なく柔らかいのが特長です。
セロリは、栽培がむずかしい野菜。
美味しいセロリを作るにも高い技術が必要で、福岡県、愛知県、静岡県、長野県、北海道くらいでしか作っていませんし、その産地でも片手で数えられるくらいに少ない農協でしか栽培していないのです。
野菜は露地物の方が持ち味が濃くてお薦めと言ってきましたが、セロリだけはちょっと違います。
セロリももちろん、露地物の方が持ち味である香りが強いのですが、その香りが嫌われている面もあります。また露地物のセロリはかたいものが多いのです。
好みにもよりますが、柔らかくて食べやすいハウス物のほうを好きな人が多いかもしれません。
■ 葉っぱの緑が鮮やかなものが新鮮です。
■ 茎が太くてきれいなものを選びましょう。
一株全部買うのでなく、数本買うのなら、色が薄くて、なるべく丸まっているものが柔らかいです。
逆に、緑が濃くて平べったい物は、筋っぽくてかたいですが、香りが強いです。
■ 柔らかいものを買いたいのなら、冬から春にかけて出回るハウス物を。
■ かたいけれど香りが強く味わいの濃いものを買いたいのなら、夏に長野からでる露地物を。