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山で自生する山芋に対して、人の住む里でできるからその名前が付いた里芋。
原産は熱帯のマレー半島付近と言われ、中でも成長の早い品種が、中国を経て日本に入ってきました。
その時期はお米よりも早く、稲作以前の日本人の主食がこの里芋だったとも言われています。
里芋の品種は多く、代表的なものだけでも「石川早生(いしかわわせ)」「土垂(どだれ)」「蓮葉芋(はすばいも)」
「セレベス(赤目芋)」「八ツ頭(やつがしら)」などなど。
地方独自の「女早生(おんなわせ)」「大野芋」「八幡芋(やわたいも)」「加賀芋」「えぐいも」といった里芋もあり、品種名を上げていくだけで、このページが埋まってしまいます。
一般的な里芋といったら「石川早生」「土垂」「蓮葉芋」。
石川早生は九州方面が中心、土垂や蓮葉芋は関東中心です。
土垂と蓮葉芋は、ねっとりした粘質で、柔らかいので煮るのが楽。
それに対して八ツ頭や地方独自の里芋は、長時間弱火でコトコト煮なくてはいけないから手間がかかります。
しかし、その手間をかけたかいのある味になります。
里芋は寒さに弱くて、すぐしもげてしまうので、買ったらなるべく早めに食べきりましょう。
湿った泥が付いたままの里芋はしもげやすいので、泥のない、よく乾燥したものを買いましょう。
また、よく丸く欠けている里芋がありますが、その欠けた部分には孫芋が付いていてそれをもいだあとです。
そうしたあとがある里芋はその部分から傷みが始まりますので、早めに食べましょう。
■ よく乾燥しているものを買いましょう。
■ ふっくらと丸みのあるものが一級品。味もよいし、むきやすいです。
■ 孫芋を欠いたあとのある芋は早めに食べましょう。
■ 孫芋を欠いたあとが白ければ新鮮、赤いものは古いので買わないように。