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一口に山芋と言いますが、山芋は大きく分けて、「自然薯(じねんじょ)」「つくねいも(関西は大和芋と呼ぶ)」「いちょういも(関東は大和芋と呼ぶ)」「長芋」の4種類あります。
「自然薯」は濃厚な香りと強烈な粘りっ気を持った山芋です。
すり下ろしてご飯にかける「やまかけ」に最適。
料理屋さんなどではだし汁で割って適当な柔らかさにして出しています。
「長芋」は、粘りっ気や香りでは自然薯と対極にある山芋です。
水っぽくて粘りっ気はありませんが、千切りにするとサクサク感があって美味しいです。
「つくねいも」と「いちょういも」は、中間的な感じですね。
長芋より香りと粘りっ気はずっと強いです。
つくねいもの方はより粘りっ気が強いので、だし汁で薄めて食べますが、いちょういもはおろしてそのまま薄めずに食べます。
山芋は昔から強壮剤と言われていました。
山芋には、消化不良、胸焼け、食欲増進などに効果があると言われているアミラーゼが大根よりも多く含まれています。
アミラーゼは熱に弱いのですが、山芋は生で食べますので効果的にアミラーゼを取ることができるんです。
やまかけやお好み焼きに入れて食べるなら、粘りっ気のある「自然薯」「つくねいも」「いちょういも」がお薦め。
千切りにして食べるなら「長芋」です。
そうは言っても、自然薯やつくねいも、いちょういもは値段が高いので、長芋が一般家庭の食卓に上がることが多いです。
長芋はとれたては水っぽくて粘りっ気がないですが、貯蔵物も含め、古くなると粘りが出てきます。
古くなった長芋をやまかけにしても美味しいです。
■ 長芋の美味しい産地は青森県。
青森産の長芋を選ぶ時は、短くてもいいので太くてふっくらしたものを選びましょう。
太いものの方がサクサクしています。
■ 汚くしなびている長芋を積極的に買ってみましょう。
長芋はしおれていても中身はきれいです。サクサク感はいくらか少なくなっていますが、
値段も安いし、粘りっ気が出てきて、これはこれでとっても美味しいです。